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宮城県仙台市にある、ひと際カラフルな外観のビル。

それがエンスペース株式会社(以下、エンスペース)が運営する「enspace」です。

2018年にできたenspaceは、東北最大級の大きさを誇り、シェアオフィス・コワーキングスペースとして場所を提供するだけでなく、お客様の要望に合わせてバックオフィスサポート「エンサポ」や交流会の開催などによるコミュニティの提供、仙台市と連携した起業・創業支援をおこなっております。

今回は、事業責任者の可野さんに4月におこなったリニューアルの様子や、インターン生を多く抱えるエンスペースを運営する上での人の育て方や考え方についてを、2本立てでご紹介いたします。

オンラインに対応した建物へとリニューアル

長谷川:
今回4月にenspaceがリニューアルされましたね!どのように変わりましたか?

可野さん
そうですね、今回の大規模改装は、コロナによってオンライン化が急激に進んだ影響が大きいです。

シェアオフィス

シェアオフィスは半個室の区分けされている空間で、完全個室にするために開いている扉の上部を塞ぐことは、消防法に引っかかってしまうため出来ませんでした。

そのため、まずは絨毯をひき、音楽をかけてBGMによって声や生活音の軽減をはかりました。

シェアオフィスが半個室であることは、今までデメリットとして捉えられてしまうことも多かったのですが、完全個室でないことによって密室を防ぎ、しっかりと空気の循環をおこなうことができます。

変えられないハードの部分を活かしながら、新しい時代に合わせていくということができました。

あと、もともとあった会議室は都度予約が必要になるため、ちょっとした会話ができるクローズ空間を用意するため、シェアオフィスと同じフロアにテレキューブを導入しました。

コワーキングスペース

コワーキングスペースはもともと、ラウンジ空間やシアタースペース、キッチンのあるフリースペースなどエリアごとに区分けされており、フロア内が4部屋に分かれていました。

今までは席数を多く確保するために、たくさん机を置いていたので、ソーシャルディスタンスを確保するためにはもっと間隔を開けて席を設置しなければいけませんでした。

そして、小さく区分けされた空間のせいで、オンラインのときに一人が話をしているとその人の声でその空間が埋まってしまうという問題も出てきました。

そこで、空間を広げることによって人と人との距離をしっかり保ち、オンラインミーティングなどで1人の声が空間内に反響しないように、シェアオフィスと同じく絨毯を引いて音の軽減、音響の安定をおこないオンラインを突発的に始める人のことを考えて重点的に改装しました。

長谷川:
なるほど、小さく区分けされている方が音が大きく広がってしまうので、逆に空間を広くさせる必要があったんですね。

時代に合わせてハードは変化

可野さん
シェアオフィスコワーキングスペースというのは、そのときの利用者様や時代に合わせて変化していくものだと思っています。

オープンしてから3年でリニューアルというスパンはとても短いですし、大がかりな予算もかかるのでなかなか着手しにくい部分だと思いますが、会員のお客様を増やすためには気軽にオンラインミーティングができる環境が不可欠だと思い決断しました。

コロナが終わったあとも使い方には動きがあると思うので、その時々に合わせてお客様にご意見を頂きながら変化していくというのは、スタンスとしてこれからも変わらないと思っています。

長谷川:
工事期間はどれくらいかかりましたか?

可野さん
全体だとお客様に影響が出たのは4ヶ月くらいです。イベントの状況などに合わせて案内を変更していたので、お客様には結構なストレスがかかっていたと思います。

長谷川:
反対の声はありましたか?

可野さん
やらないでくれという声はありませんでした。楽しみだねと言っていただけることの方が圧倒的に多かったです。利用いただいているお客様にご協力いただいて、なんとか工事を終えることが出来ました。

長谷川:
新しくリニューアルしてからの声はどうでしたか?

可野さん
やっぱり使いやすいという声は多いです。そして、コワーキングスペースはイベントスペースとしての機能も持っているので、壁をぶち抜いたことによってソーシャルディスタンスを保った状態で多くの人をいれることが出来るようになりました。

大型の会場に変化させることができたので、イベント利用者様にとっても良くなったね、というお声がけを頂くことが増えました。

近くにいるかどうかより知見のある人にサポートしてもらおうという意識の変化

長谷川:
enspaceは、起業家さんたちのバックオフィスサポート(エンサポ)もおこなっていると思いますが、そちらの業務量や内容はコロナによって変化しましたか?

可野さん
大きく伸びたということはありませんが、他県のスタートアップ企業様からの依頼というのが増えてきました。

オンラインが浸透してきてから、近くでなくても知見のある人にサポートを依頼するというのが利用者様にとって、ハードルが下がったのかなと感じています。

コロナ前は、自分たちが日頃活動している範囲で人を探すというのが当たり前、という認識から、離れていても信用できる人に仕事を依頼しようという意識が強くなったことによって、これからエンサポを延ばしていく上では追い風だなと思っています。

長谷川:
なるほど。なかなか直接会うことが出来ない世の中だからこそ、人と人との繋がりがより貴重になってきますね。

会いたい人がいるかどうかで価値提供をしていく

可野さん
エンスペースは、シェアオフィスコワーキングスペースだけをやりたい会社ではないんですよ。

長谷川:
え?どういうことですか?

可野さん
エンスペースは地域に還元するために存在しているもの、そして地域に還元した先に、エンライズグループ全体に何かしらの利益が返ってくるものだと思っています。

あくまでも手段としてシェアオフィス・コワーキングスペースだと思っているので、お客様目線で考えたときに、空間を提供するだけではなく、自分にとって有益な人がいるかどうか、つまり会いたい人がいるかどうかが重要だと思っています。

東京と違って、東北にはスペースはたくさんあります。空間があることだけで価値提供にはならないので、その+αを意識しています。

会いたい人がどんな人かというと、事業についてアドバイスをくれる人だったり、和ませてくれる人だったり、どんな人を求めているかは人によって異なりますし、更に言えば、その人のその時の状況によっても変わりますよね。

それが、どの状況であってもenspaceにいけば何かしらのメリットがある、という環境が大事だと私は思っていて、お客様に合わせて、一人で色々なキャラをまかなえれば良いですが、運営者側も人間なので、全てが一人でできるわけではありません。

そうした時に、色々なタイプの人がいないと対応ができないと思っているので、それぞれの個性を出してお客様対応ができる状態で、かつ、誰がいつ来てもウェルカムする雰囲気と環境のために、バリエーション豊かな採用をしています。



part2に続く・・・

この記事を書いた人

長谷川 愛梨
長谷川 愛梨
エンライズ通信 副編集長。
新卒でITエンジニアとして入社し、クライアント企業のネットワーク運用業務を担当。 2019年、本社のバックオフィス業務を兼務しながら広報室に就任。

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